国家論 : 日本社会をどう強化するか
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国家論 : 日本社会をどう強化するか
(NHKブックス, 1100)
日本放送出版協会, 2007.12
- タイトル読み
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コッカロン : ニホン シャカイ オ ドウ キョウカ スルカ
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注記
第7刷(2011.12)の出版者: NHK出版
引用・参考文献: p311-312
内容説明・目次
内容説明
国家とどう付き合っていくべきか。9・11以降に顕著になった、国家の暴走にどう対抗するか。聖書からマルクス、宇野弘蔵から柄谷行人まで、古今東西の知を援用し、官僚の論理の本質や、国家が社会へ介入する様相を鋭く読み解く。市場原理主義がもたらした格差社会を是正し、社会の連帯を高めることで、国家に対峙する術を説く。著者のインテリジェンス(特殊情報活動)の経験と類い希なる思索から生まれた実践的国家論。
目次
- 第1章 社会—『資本論』で読み解く「日本社会の構造」(マルクスの二つの魂;価値形態論と国家論;国家登場—原理論から段階論へ)
- 第2章 社会への介入—「宇野経済学」で読み解く「社会のスキマ」(日本資本主義論争;貨幣が鋳貨に変わるとき;国家介入の四つの契機)
- 第3章 国家—「民族」で読み解く「ナショナリズムの本質」(スターリンの民族定義;暴力独占機関としての国家;ナショナリズムとは何か;国家と社会の起源はどこにあるのか;ファシズムとボナパルティズム)
- 第4章 国家と神—『聖書』で読み解く「国家との付き合いかた」(国家とは距離を置け!—バルトの革命観;国家という偶像;歴史は複数の真実をもつ)
- 終章 社会を強化する—「不可能の可能性」に挑め!(良心は心の外にある;結語—「究極以前のもの」を通して「究極的なもの」に至る)
「BOOKデータベース」 より