小林秀雄の恵み
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小林秀雄の恵み
新潮社, 2007.12
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コバヤシ ヒデオ ノ メグミ
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
910.268||Ko12110015950
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Description and Table of Contents
Description
ベルグソン論「感想」を中断した小林秀雄が、63歳から11年間、まさに「晩年の仕事」として、人生のすべてを賭けるように書き継いだ『本居宣長』。本居宣長こそ、日本における「学問する」知性=近代の始まりだと小林秀雄は考え、その宣長に自分を重ね、ひそかに生涯を振り返ったのではないか?37歳で読んだこの本に震えるほど感動したことが、日本の歴史・古典と格闘する作家、橋本治を生みだした。小林秀雄という存在を、人生に「学問」という恵みを与えてくれる人として新たに読み解いてゆく愛のある論考。
Table of Contents
- 第1章 『本居宣長』の難解
- 第2章 『本居宣長』再々読
- 第3章 「語る小林秀雄」と「語られる本居宣長」
- 第4章 近世という時代—あるいは「ないもの」に関する考察
- 第5章 じいちゃんと私
- 第6章 危機の時
- 第7章 自己回復のプロセス
- 第8章 日本人の神
- 第9章 「近世」という現実
- 第10章 神と仏のいる国
- 終章 海の見える墓
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