ゲルニカ : ピカソが描いた不安と予感
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書誌事項
ゲルニカ : ピカソが描いた不安と予感
(光文社新書, 335)
光文社, 2008.1
- タイトル別名
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ゲルニカ : ピカソが描いた不安と予感
- タイトル読み
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ゲルニカ : ピカソ ガ エガイタ フアン ト ヨカン
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注記
折り込図1枚
参考文献: p225
内容説明・目次
内容説明
二〇世紀の西洋美術を代表する『ゲルニカ』は、描かれた当時、多くの人に衝撃を与えた。この作品は、一九三七年という、ナチズムやロシア社会主義、フランス、ドイツ、イギリスなどの列強の思惑が交錯し、スペインでは内乱が激化するという、ヨーロッパが不安と緊張に包まれた時代に生み出された。しかし、『ゲルニカ』には絵画としての「異質さ」が漂う。そして、これこそが、不安が先鋭化しつつある私たちを今でも虜にする魅力でもあるのだ—。本書では、その製作過程を丹念に追いながら、美術史、歴史画、戦争画などの観点からピカソが直感した「予感」に迫る。さらに、私たちの美術鑑賞のあり方、一枚の絵を見つめるということの本質にまで思いを巡らす。
目次
- 第1章 神話的メッセージ
- 第2章 制作過程
- 第3章 美術史の中の『ゲルニカ』
- 第4章 オリジナリティと多層性
- 第5章 呪術的な力—歴史画として読む
- 第6章 ピカソの予感—「負」の戦争画
「BOOKデータベース」 より