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真理の哲学

貫成人著

(ちくま新書, 703)

筑摩書房, 2008.2

タイトル読み

シンリ ノ テツガク

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注記

主要文献案内: p247-251

内容説明・目次

内容説明

われわれは、ある限られた状況からの眺め・考え・感覚をたやすく真理ととりちがえてしまう。この病いを癒すためにもっとも有効なのが、ニーチェにはじまる二〇世紀の哲学にほかならない。真理の相対性を明らかにしたニーチェ、その生成メカニズムを分析したフッサール、われわれが真理をいかに生きているかを問い直すメルロ=ポンティ、そして、権力との共犯関係を暴くフーコーを軸に、さらに分析哲学の真理観までを紹介。現代哲学の、そして、われわれが生きることの入門書。

目次

  • 第1章 真理の脱価値化—ニーチェ(“眺望固定病”;力への意志;“自我”“真理”“実体”)
  • 第2章 真理の生成—フッサール(“真理”の場所—志向性理論;自我という構造;超越論的速度性)
  • 第3章 生きられる真理—メルロ=ポンティ(原初的構造—『行動の構造』;“状況−身体‐系”の力動的分析—『知覚の現象学』;“世界”の分節化—知覚;肉)
  • 第4章 真理の政治性—フーコー(「理性」の他者—『狂気の歴史』;『言葉と物』;権力と生政治;言説が生成する場—力への意志;フッサール、メルロ=ポンティ、フーコー)
  • 第5章 真理制作の方法—フレーゲからクワインまで(分析哲学の歴史;超越論的パースペクティヴィズムと分析哲学)

「BOOKデータベース」 より

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