遺伝子には何ができないか
著者
書誌事項
遺伝子には何ができないか
青灯社, 2008.2
- タイトル別名
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What genes can't do
- タイトル読み
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イデンシ ニワ ナニ ガ デキナイカ
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注記
参考文献: p320-335
内容説明・目次
内容説明
著者は現代の遺伝子観を、遺伝子Dと遺伝子Pのつぎはぎ合成として鋭く衝き、特に癌の問題を「生命の技術的哲学」の立場から見直している。遺伝子DNAの情報的資源に加えて、細胞の動態や遺伝子産物の後成的な修飾を、同等の資格をもつ資源と見る、単なる外野からの遺伝子還元論批判を超えた、これからの研究の主流にとっても示唆に富む提言。
目次
- 第1章 遺伝子の起源(遺伝子—混成遺産を収めた一風変わったポートフォリオ;今日の存在論 ほか)
- 第2章 修辞法の生命と生命の修辞法(遺伝子Pか遺伝子Dか;遺伝子Pと遺伝子Dのつぎはぎ修辞法 ほか)
- 第3章 遺伝子には何ができないか(シュレディンガーを本気で考える;不安定な境界、動く膜、区画の分業 ほか)
- 第4章 癌と遺伝—過程としての正常と病理(「黒胆汁」から「発生の可能性の狂い」へ;系統発生学的転回以後の腫瘍学 ほか)
- 第5章 遺伝子の後に(モジュール性、複雑さ、そして進化;DNAにできること ほか)
「BOOKデータベース」 より