仏と女の室町 : 物語草子論
著者
書誌事項
仏と女の室町 : 物語草子論
笠間書院, 2008.2
- タイトル別名
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室町期の文芸と女性 : 物語草子と宗教圏をめぐって
- タイトル読み
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ホトケ ト オンナ ノ ムロマチ : モノガタリ ソウシ ロン
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注記
博士論文『室町期の文芸と女性 : 物語草子と宗教圏をめぐって』 (2006年5月, 慶應義塾大学博士(文学)授与) をもとに、新稿二篇を加え、改稿したもの
西国巡礼縁起および関連文献年譜 (抄): p201-203
内容説明・目次
内容説明
室町期の文芸と宗教文化に息づく女性たち。お伽草子や絵巻、語り物といった室町期の物語文芸について、本文や図像の内容分析、成立の問題、書物としての形態や享受の様相などを巨視的に捉える。“女性”をキーワードとした「物語草子」総合研究。
目次
論考篇(物語草子と女性(お伽草子の尼御前;『まんじゆのまへ』の成立;『唐糸草子』考—唐糸受難伝承から万寿孝行譚へ;室町の瞽女—『曽我物語』の周縁);談義・唱導と物語草子の生成(『慈巧上人極楽往生問答』にみる念仏と女;室町の道成寺説話—物語草子と法華経直談;偽経・説話・物語草子—岩瀬文庫蔵『釈迦并観音縁起』絵巻をめぐって;『西国巡礼縁起』の構造と展開);寺院文化圏と貴族文化圏の交流(『ぼろぼろの草子』考—宗論文芸としての意義;説法・法談のヲコ絵—『幻中草打画』の諸本;女性の巡礼と縁起・霊験説話—『熊野詣日記』をめぐって;『源氏供養草子』考—寺院文化圏の物語草子;比丘尼御所と文芸・文化);資料篇
「BOOKデータベース」 より