恋愛哲学者モーツァルト
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恋愛哲学者モーツァルト
(新潮選書)
新潮社, 2008.3
- タイトル読み
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レンアイ テツガクシャ モーツァルト
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内容説明・目次
内容説明
1780年代のヨーロッパ—。絶対王政の没落と近代市民社会の到来という時代の亀裂のなかでこそ、モーツァルトのオペラは華ひらいた。バロック・オペラの予定調和的な世界を破壊し、男と女のエロスを歌った。《後宮》から《魔笛》に至る五つの傑作群を、ひとつの「恋愛チクルス」として読み解く、新たな音楽=文化論。オペラ嫌いも必読。
目次
- 第1章 モーツァルトとオペラ史における愛の発見
- 第2章 愛の勝利—“後宮からの逃走”と青春の輝かしき錯覚
- 第3章 「昔はあんなに愛し合っていたのに」—“フィガロの結婚”と喜劇の臨界点
- 第4章 悪人は恋人たちの救世主—“ドン・ジョヴァンニ”と壊れた世界
- 第5章 臍をかんで大人になる?—“コシ・ファン・トゥッテ”と男女の化学結合
- 第6章 清く正しく美しく—“魔笛”と市民社会のイデオロギー
「BOOKデータベース」 より