中国汚染 : 「公害大陸」の環境報告

書誌事項

中国汚染 : 「公害大陸」の環境報告

相川泰著

(ソフトバンク新書, 069)

ソフトバンククリエイティブ, 2008.3

タイトル別名

中国汚染 : 公害大陸の環境報告

タイトル読み

チュウゴク オセン : コウガイ タイリク ノ カンキョウ ホウコク

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注記

参考文献: p236-239

内容説明・目次

内容説明

中国の環境汚染が深刻だ。2005年に起きた吉林省の化学工場爆発事故とそれによる松花江汚染は、国際河川の大規模汚染であることに加え、10日間にわたって汚染の事実が隠蔽され、二重の意味で世界を震撼させた。また、農村部では、水汚染を主な原因とした「がん」が多発する村、通称「がん村」が存在するなど、深刻な健康被害が生じている。さらに、環境汚染を理由とする「暴動」その他の抗議行動も激しさを増している。本書では、いまや「公害大陸」とも呼ばれる中国の環境汚染の知られざる実態、そしてその背景を探る。

目次

  • 第1章 深刻な中国環境汚染—現状(松花江汚染事件—工場の爆発など突発型の汚染;2007年夏、各地で「水道パニック」—広範な原因による慢性型の汚染;淮河をはじめとする「がん村」の広がり;大規模抗議行動の出現;「公害大陸」:足尾鉱毒事件から地球環境問題まで同時噴出)
  • 第2章 中国環境汚染の根深さ—背景(十分調査されていない松花江水俣病;統計上は急に悪化したわけではない;1980年代に既に「日本の公害が最悪だった時期並」との評価も;「三廃」「白色汚染」……独自の表現にみる問題意識の推移政策がある中での悪化)
  • 第3章 中国環境汚染の国際的な広がりと日中民間協力(地球温暖化問題と中国;「環境共同体」再考;進む被害者・支援者協力;日本の市民は中国の環境汚染に何がきるか)

「BOOKデータベース」 より

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