日本人の脳に主語はいらない
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書誌事項
日本人の脳に主語はいらない
(講談社選書メチエ, 410)
講談社, 2008.4
- タイトル読み
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ニホンジン ノ ノウ ニ シュゴ ワ イラナイ
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注記
参考文献: p239-244
内容説明・目次
内容説明
英語で“I love you.”とは言っても、日本人は決して「私はあなたを愛している」などとは言わない。「雨が降る」を英語で言うと、“It rains.”のように「仮主語」が必要になる。—これはどうしてか?人工知能研究と脳科学の立場から、言語について実験と分析を重ねてきた著者が発見した新事実。それは、日本語の音声がもつ特徴と、主語を必要としない脳の構造とが、非常に密接な関係にあることだった。斬新な視点による分析と、工夫をこらした実験、先行研究への広範な検討を重ねて、主語をめぐる長年の論争に大きな一石を投じる、衝撃の書。
目次
- 1 人は言葉をどのように理解しているか
- 2 仮想的身体運動としての想像
- 3 仮想的身体運動による言葉の理解—身体運動意味論
- 4 心の理解—仮想的身体運動による心の理解
- 5 母音の比重が大きい言語は主語や人称代名詞を省略しやすい
- 6 主語や人称代名詞の省略は母音で決まる—身体運動統語論
- 7 文法の終焉
「BOOKデータベース」 より