地中海世界のイスラム : ヨーロッパとの出会い
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書誌事項
地中海世界のイスラム : ヨーロッパとの出会い
(ちくま学芸文庫, [ワ13-1])
筑摩書房, 2008.5
- タイトル別名
-
The influence of Islam on medieval Europe
- タイトル読み
-
チチュウカイ セカイ ノ イスラム : ヨーロッパ トノ デアイ
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注記
原著 (Edinburgh University Press, 1972)の翻訳
日本語版初版は筑摩叢書(1984.11)刊
シリーズ番号はカバージャケットより
内容説明・目次
内容説明
宝石細工、タイル、華麗な建築、宴席料理、楽器、書物…、数千年の都市文明の結実である「優雅な暮らし」の術をヨーロッパにもたらしたのはイスラム教徒であった。ヨーロッパ人が、アラブ人やイスラム教徒と良好な関係を保つためには、自己の後進性の負い目を徹底的に認めなければならないとし、ヨーロッパ中心主義ではなく心底からの自己批判のうえに、イスラム世界を正当に評価して世界史の真の再構成を目指す。ヨーロッパとイスラム世界を対等に見、しかも現代の問題として過去のかかわりを語り、多様な人間集団の共存の道をダイナミックに叙述した、碩学によるイスラム文化論の世界的名著。
目次
- 第1講 ヨーロッパにおけるイスラム勢力
- 第2講 商業と技術
- 第3講 科学と哲学におけるアラブの業績
- 第4講 レコンキスタと十字軍
- 第5講 ヨーロッパの科学と哲学
- 第6講 イスラムとヨーロッパの自己認識
「BOOKデータベース」 より