『おくのほそ道』時空間の夢
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『おくのほそ道』時空間の夢
(角川叢書, 39)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2008.5
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おくのほそ道時空間の夢
『おくのほそ道』時空間の夢
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オクノホソミチ ジクウカン ノ ユメ
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Description and Table of Contents
Description
四〇〇字詰め原稿用紙にしてわずか四〇枚ほどの『おくのほそ道』はどういう点で日本を代表する名作といえるのか。それを探るために、文学としてのアプローチをはじめ、史学・民俗学・宗教学・認知科学などの成果を取り入れ、漂泊観・文学空間をキーワードに広く文化史的にこの作品を分析する。連句の展開との相似という視点では“曖昧の美学”の追究、“意味の焦点”の連続性を提示し、外国文学や映像文化などとの比較文化論の観点からは“漂泊遍歴民”ではない“遍歴遊行民”としての芭蕉を浮き彫りにするなど、さまざまな方法を通して、『おくのほそ道』は日本人の精神の基本にかかわる言語空間である、ということを明らかにする。
Table of Contents
- 第1部 『おくのほそ道』と日本文化論(『おくのほそ道』序章の漂泊観;『おくのほそ道』の文学空間—短詩型的紀行文学としての特質;『おくのほそ道』を連句的に読む—主題・構成論へ向けて)
- 第2部 比較文化論の視点から(芭蕉とアンデルセン—『おくのほそ道』の比較文学的考察;遊行と漂泊—芭蕉と金笠;マンガ『おくのほそ道』論—言語文化と表象文化)
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