書誌事項

金融vs.国家

倉都康行著

(ちくま新書, 724)

筑摩書房, 2008.6

タイトル別名

金融vs国家

タイトル読み

キンユウ vs. コッカ

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注記

参考文献: p250-252

内容説明・目次

内容説明

国際金融はリアリズムの世界である。そこでは国家の思惑がぶつかりあい、さまざまな「力学」が交差する。大航海時代の15世紀も、ロスチャイルド家が活躍した18世紀も、人民元やオイルマネーが跋扈する21世紀も、その構図はさして変わらない。むしろ、サブプライム禍以後、市場では国家の役割がいっそう大きくなりつつある。もはや金融は、国家プロジェクトなのである—。国家はどのように金融に関わってきたのか。規制と自由はいかにバランスされてきたのか。歴史を振り返り、日本の金融のあるべき姿を考える。

目次

  • 第1章 金融力の競争時代—金融と国家の位相(軍事力と金融力;金融は有益な機能なのか ほか)
  • 第2章 国際金融の力学—どのように発展してきたか(国際金融はどのように始まったのか;資金はどのように資本化されたか ほか)
  • 第3章 金融の現代史—国家は推進力になりうるか(国際金融危機はどう切り抜けられたか;米国による金融の制度設計 ほか)
  • 第4章 金融力拡大戦略—各国は金融をどう捉えているのか(日本の失敗から学ぶ中国;スイスはなぜ金融立国となったのか ほか)
  • 第5章 日本の金融力再考—金融戦略に無関心な日本(「金融鈍感力」の大きな弊害;制度設計力の重要性 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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