折口信夫論
著者
書誌事項
折口信夫論
(ちくま学芸文庫, [マ-15-2])
筑摩書房, 2008.6
増補
- タイトル別名
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折口信夫論
増補折口信夫論
- タイトル読み
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オリクチ シノブ ロン
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注記
1995年6月太田出版刊の原本に補論として「不在の殻 -- 折口信夫の戦後」を補い、折口のテクストの引用のレフェランスを新しい『折口信夫全集』(中央公論社刊)に変えた
内容説明・目次
内容説明
主著『死者の書』に代表される折口の幻惑的な世界。著者は「ふと折口みたいな文章が書けたらと夢見てしまう心の弱さを自分の中で力まかせに抑圧してしまうことをせず…折口の言葉そのものの中で折口から遠ざかろうと努める」(本書後記)という姿勢でその世界に挑む。それにより古典的な伝記研究とは一線を画し、折口作品そのものを読み解き、作品と密着した批評の言葉を発生させることで、他の折口論にはない本書固有の表現を勝ち得た。特異な言葉の魅力を具えた折口と、詩・映画評論でも才を発揮する芥川賞作家との深遠なる闘い。そこから評論を超えた言語空間が生まれる。第9回三島由紀夫賞受賞作。
目次
- 1 音の訪
- 2 喪の裳
- 3 襲と褥
- 4 石と忌
- 5 擬と移
- 6 死の贄
- 補論 不在の殻—折口信夫の戦後
「BOOKデータベース」 より