神的な様々の場
著者
書誌事項
神的な様々の場
(ちくま学芸文庫, [ナ-15-1])
筑摩書房, 2008.6
- タイトル別名
-
Des lieux divins : suivi de calcul du poete
- タイトル読み
-
シンテキ ナ サマザマ ノ バ
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注記
底本: 2001年10月松籟社 刊
内容説明・目次
内容説明
現代フランス思想をリードするナンシー。彼にとって思考とは、単独者の測り知れない重みを測ることに他ならない。「桜の樹は暗色の果実によって重々しくなっていて、摘み取ろうとする手に枝はおのずから身をゆだねてくる」と歌うヘルダーリンに導かれて、世界の重みへと身をゆだねる。重みへの、自己回帰なき、露呈こそが神的なことなのだ。ナンシー思想の核心、「詩人の計算」「ヒュペーリオンの悦び」の二篇のヘルダーリン論、哲学の彼方(ハイデッガーとデリダ)と宗教の彼方との深淵な対話「神的な様々の場」、デリダとの熾烈な論争を生み、壮大な問題系を切り拓く「キリスト教の脱構築」を収録。
目次
- 神的な様々の場
- キリスト教の脱構築
- 詩人の計算
- ヒュペーリオンの悦び
「BOOKデータベース」 より