クアトロ・ラガッツィ : 天正少年使節と世界帝国
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書誌事項
クアトロ・ラガッツィ : 天正少年使節と世界帝国
(集英社文庫)
集英社, 2008.3
- 上
- 下
- タイトル別名
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クアトロラガッツィ : 天正少年使節と世界帝国
- タイトル読み
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クアトロ ラガッツィ : テンショウ ショウネン シセツ ト セカイ テイコク
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注記
集英社刊の単行本 (2003.10) の文庫化。文庫化にあたり, 二分冊となった。
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784087462746
内容説明
十六世紀の大航海時代、キリスト教の世界布教にともない、宣教師が日本にもやってきた。開明的なイエズス会士ヴァリニャーノは、西欧とは異なる高度な文化を日本に認め、時のキリシタン大名に日本人信徒をヨーロッパに派遣する計画をもちかける。後世に名高い「天正少年使節」の四少年(クアトロ・ラガッツィ)である。戦国末期の日本と帝国化する世界との邂逅を東西の史料を駆使し詳細に描く、大佛次郎賞受賞の傑作。
目次
- 第1章 マカオから大きな船がやってくる(船長アルメイダ;府内の孤児院 ほか)
- 第2章 われわれは彼らの国に住んでいる(違いがわかる男;ザビエルの失望 ほか)
- 第3章 信長と世界帝国(血塗られた京都;最初の禁教令は天皇から ほか)
- 第4章 遥かに海を行く四人の少年(東方三賢王の礼拝;所詮行ってみなければわからない ほか)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784087462753
内容説明
四人の少年は、二年の歳月を経てヨーロッパへ到着する。ラテン語を話す東洋の聡明な若者たちはスペイン、イタリア各地で歓待され、教皇グレゴリオ十三世との謁見を果たす。しかし、栄光と共に帰国した彼らを待ち受けていたのは、使節を派遣した権力者たちの死とキリシタンへの未曾有の迫害であった。巨大な歴史の波に翻弄されながら鮮烈に生きる少年たちを通して、日本のあるべき姿が見えてくる。第31回大佛次郎賞受賞。
目次
- 第5章 ローマの栄光(「インド公子」到来;踊るマンショ ほか)
- 第6章 運命の車輪(不吉な彗星;わたしが神である ほか)
- 第7章 迫害(右近追放の夜;ポルトガル人の奴隷狩り ほか)
- 第8章 落日(帰路の荒波;変わり果てた日本 ほか)
「BOOKデータベース」 より