広田弘毅 : 「悲劇の宰相」の実像

書誌事項

広田弘毅 : 「悲劇の宰相」の実像

服部龍二著

(中公新書, 1951)

中央公論新社, 2008.6

タイトル別名

広田弘毅 : 悲劇の宰相の実像

タイトル読み

ヒロタ コウキ : ヒゲキ ノ サイショウ ノ ジツゾウ

注記

参考文献: p278-292

広田弘毅 関連年表: p293-296

内容説明・目次

内容説明

日露戦争後、職業外交官の道を歩み始め、欧米局長・駐ソ大使など要職を歴任した広田弘毅。満州事変以降、混迷を深める一九三〇年代の日本で、外相・首相として、欧米との協調、中国との「提携」を模索する。しかし、二・二六事件以降、高圧的な陸軍と妥協を重ね、また国民に広がる対中国強硬論に流され、泥沼の戦争への道を開いた。東京裁判で唯一文官として死刑に処せられ、同情論が多い政治家・広田の実像に迫る。

目次

  • 序章 二つの顔
  • 第1章 青年期—福岡から霞ヶ関へ
  • 第2章 中国と欧米の間—北京・ワシントン・モスクワ
  • 第3章 外相就任と協和外交—対中国政策の理想と迷走
  • 第4章 首相の一〇ヵ月半—陸軍との葛藤
  • 第5章 「国民政府を対手とせず」—日中戦争初期の外相
  • 第6章 帝国日本の瓦解—一重臣として
  • 第7章 東京裁判—「積極的な追随者」の烙印
  • 終章 訣別

「BOOKデータベース」 より

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