小さな哲学史
著者
書誌事項
小さな哲学史
みすず書房, 2008.7
- タイトル別名
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Abrégés pour les aveugles : portraits et doctrines de philosophes anciens et modernes
- タイトル読み
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チイサナ テツガクシ
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注記
原著 (Paris : P. Hartmann, 1943) の全訳
内容説明・目次
内容説明
アランの「哲学史」—といっても、均等な時間区分に従って哲学者とその思想を概説し、展覧したものではない。エッセイ風の哲学案内でもない。古代ギリシャから、デカルト、スピノザ、ライプニッツ、ヒューム、カント…アランはそれぞれの哲学者たちから、ひとつの「精神」を抽出してみせる。それらは、みずからの宇宙を完結しているようでいて、つぎの精神へと扉をひらき、道をつける。おのおのの「精神」を珠として、一本の糸で貫いたような趣がある、不思議な、小さな書—。圧巻は、その糸を留める要をなすオーギュスト・コント。現実のなかに身をおき、その支配をうける人間が堅牢で普遍の外的秩序を無視するとき、その知性はあてのない混迷に陥る—コントの実証哲学をつうじて、20世紀の形而上学的迷走を厳しく指弾する。
目次
- タレスとイオニア学派
- ピュタゴラス
- エレア学派
- ヘラクレイトス
- エンペドクレス
- アナクサゴラス
- 原子論者たち
- ソフィストたち
- ソクラテス
- プラトン
- アリストテレス
- ディオゲネス
- ストア派の人々
- エピクロス
- キケロ
- 宗教的な哲学について
- デカルト
- スピノザ
- ライプニッツ
- ヒューム
- カント
- オーギュスト・コント
「BOOKデータベース」 より