環境権の過程
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環境権の過程
(松下竜一未刊行著作集 / 松下竜一著 ; 新木安利, 梶原得三郎編, 4)
海鳥社, 2008.6
- タイトル読み
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カンキョウケン ノ カテイ
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注記
年譜: p448
内容説明・目次
内容説明
明快な主張を掲げ、「環境への権利」を世に問うた豊前環境権訴訟。「裁判第一準備書面」(初出)を含め、その経緯を記した文章を集成。環境問題の急迫した今こそ読まれるべき、松下竜一・草の根思想の出発点。
目次
- 1 タスケテクダサイ(タスケテクダサイ;ひらかれた眼—仁保事件と私)
- 2 暗闇の思想を掲げて(落日の海;周防灘総合開発反対のための私的勉強ノート;人間的心情の復権を—計算可能な開発利益論に抗して;地域エゴ、涙もろさを起点に;計算が示すこの害—豊前発電所に反対する;暗闇の思想;海を売りたい漁民たち—周防灘開発のかげで;豊前火力反対運動の中の環境権;武器としての環境権—“与りもの”を汚さぬため;暗闇への志向;われら、しろうと!)
- 3 「アハハハ…敗けた、敗けた」(豊前環境権裁判第一準備書面;われらが暗闇の思想—豊前平野の開発を拒否する心情;放たれたランソの矢—標的・環境権裁判に向かって;文明への懐疑;海の環境権;豊前海戦裁判—被告冒頭陳述書;市民の証言を積み上げる—九州・豊前環境権裁判;『草の根通信』のこと—気恥ずかしき機関誌;〈抵抗権〉は人民の見果てぬ夢か;平和と人権—環境権;明神海岸七六年夏;かくもコケにされて;法廷に挑む「環境権」の争点;ドン・キホーテ的奮戦記—豊前環境権裁判からの教訓;光と闇;新たなる環境権論議へ;豊前火力反対−〇.〇〇一%による持続;有罪となることを恐れず—なぜ国が環境を護らないのか)
- 4 『草の根通信』は続く(無力なはぐれ者たちの「わが闘争」;嫌われたる者として;魚(テネシー)と島(豊前)を結ぶ環境権裁判;裁判所の市民から—傍聴者にもわかる裁判を)
「BOOKデータベース」 より