回教概論
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回教概論
(ちくま学芸文庫, [オ-17-1])
筑摩書房, 2008.8
- タイトル読み
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カイキョウ ガイロン
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注記
文庫の巻号はブックジャケットによる
慶應書房単行本版 (1943年3月刊) を底本とし、中央公論社文庫版 (1992年1月刊) を適宜参照した
内容説明・目次
内容説明
かつて竹内好は講演で、本書について「イスラム研究の最高水準をいっている」と語った。それは本書が戦前に執筆されながら、長年にわたり日本のイスラム教研究における基本文献として取り上げられていることからも証明される。大川の研究は広範にわたるが、本書ではアラビア半島の歴史を繙き、マホメットの生涯、コーランの概要、信仰の実態、儀礼の方法、教団の発展史、イスラム教法学を紹介する。その詳細な論述には、アジア主義啓蒙の気概が示されている。現代のイスラム教研究の第一人者による、大川が研究を始めた発端とその経緯を記した詳細な解説を付す。
目次
- 第1章 序説
- 第2章 アラビア及びアラビア人
- 第3章 マホメット
- 第4章 古蘭及び聖伝
- 第5章 回教の信仰
- 第6章 回教の儀礼
- 第7章 回教教団の発達
- 第8章 回教法学の発達
「BOOKデータベース」 より