山の神 : 易・五行と日本の原始蛇信仰

書誌事項

山の神 : 易・五行と日本の原始蛇信仰

吉野裕子著

(講談社学術文庫, 1887)

講談社, 2008.8

タイトル別名

山の神 : 易五行と日本の原始蛇信仰

タイトル読み

ヤマ ノ カミ : エキ ゴギョウ ト ニホン ノ ゲンシ ヘビ シンコウ

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注記

原本は1989年8月人文書院より刊行

内容説明・目次

内容説明

蛇と猪。なぜ山の神はふたつの異なる神格を持つのか?日本古来の社の祭神の起源は、祖霊としての蛇神であった。六〜七世紀、中国から将来された易・五行による新な神々が、原始蛇信仰の神々と混淆し、山の神は複雑な相貌をもつようになる。神島の「ゲーターサイ」、熊野・八木山の「笑い祭り」、御田神社の「烏喰神事」などの祭りや習俗を渉猟し、山の神にこめられた意味を読み解く。

目次

  • 序章(倭建命伝承と日本古代信仰—祖霊の力と女の力;山の神の神格;山の神の分類)
  • 第1章 蛇と山の神(世界の原始蛇信仰;日本の原始蛇信仰;見立ての信仰;蛇の古名;日本創世神話と山の神;スサノヲ神話と山の神—足名椎・手名椎・櫛名田姫・八俣遠呂智の推理;蛇を秘める細小の神々;産の神としての山の神)
  • 第2章 亥(猪)と山の神(山の神の分類;易・五行における亥(猪);正倉院御物石版彫刻の戌・亥(犬・猪);陰陽五行思想の概要;「亥」の全体像とその分類表—各「亥」の再構成;山の神の本質)
  • 第3章 山の神祭りとその周辺(カラス祭り;陰陽五行と迎春呪術;神島の「ゲーターサイ」)

「BOOKデータベース」 より

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