現代語で読む「江戸怪談」傑作選
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現代語で読む「江戸怪談」傑作選
(祥伝社新書, 123)
祥伝社, 2008.8
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「江戸怪談」傑作選 : 現代語で読む
現代語で読む江戸怪談傑作選
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ゲンダイゴ デ ヨム エド カイダン ケッサクセン
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Description and Table of Contents
Description
かつて、夏の夜には怪談が付き物だった。怨霊の襲撃を堪え忍ぶ「耳なし芳一」の挿し絵や、おどろおどろしい声色で一枚、二枚と数えあげる「番町皿屋敷」の一節を知らない人はないだろう。古きよき日本の幽霊ばなしの定番である。話の原型はすでに江戸時代からあった。『諸国百物語』『伽婢子』『因果物語』といったタイトルの怪異小説集が多く世に出た。これらに収録された作品をまとめた「江戸怪談」という。「江戸怪談」を読めば、日本人が何を怖れてきたのかがよくわかる。ただ異形の怪物で驚かせるのではない。人間の心の奥底に潜む情念やその業の深さに、戦慄させられるのである。
Table of Contents
- 第1章 怖ろしきは女の「嫉姑」(屍の背に乗る男;妻と愛人 ほか)
- 第2章 連鎖する不幸—名家の崩壊と荒屋敷の謎(最期の一念;桶狭間の合戦秘話 ほか)
- 第3章 悲哀に満ちた物語—夫と妻、母と子そして恋人たち(おしどり夫婦;女人蛇体 ほか)
- 第4章 人が「異界」と接するとき(平家怨霊と琵琶法師;箱根の地獄 ほか)
- 第5章 因果応報—悪事が身に祟る(屍に宿った悪業;湖上の逃亡者 ほか)
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