明治精神史
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明治精神史
(岩波現代文庫, 学術 ; 199-200)
岩波書店, 2008
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メイジ セイシンシ
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注記
黄河書房(1968年)単行本、講談社学術文庫(1976年)として刊行された。
底本には黄河書房版を用いた。
参考文献あり
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784006001995
内容説明
民衆思想史の草分けとなった著者の記念碑的代表作。大学紛争が全国的に展開され、近代の価値が厳しく問われていた時代にあって、大きな共感をよんだ、戦後歴史学、戦後思想史の名著である。テクストは全集に収録されている「新編」ではなく一九六八年刊行の「増補版明治精神史」。
目次
第1部 国民的覚醒の時代(明治ルネッサンスの記念碑—ある地方の人間発掘から;草莽の目ざめ—横井実学党を支えた一族たち;豪農民権への展開—徳富猪一郎の思想形成;自由民権運動の地下水を汲むもの—透谷をめぐる青年群像;民権と国権の相剋—大矢蒼海と大阪事件内面史;“戦士・詩人・思想家”の生誕—透谷における原体験の意味;地方知識人の道統—秋山国三郎の人と精神;在村活動家型民権家の二つの軌跡—平野友輔と細野喜代四郎;人民ニヒリズムの底流—困民党指導者、須長漣造の思想)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784006002008
内容説明
民衆思想史の草分けとなった著者の記念碑的代表作。大学紛争が全国的に展開され、近代の価値が厳しく問われていた時代にあって、大きな共感をよんだ、戦後歴史学、戦後思想史の名著である。テクストは全集に収録されている「新編」ではなく一九六八年刊行の「増補版明治精神史」(全二巻)。
目次
- 第2部 国家進路の模索の時代(新日本の進路をもとめて—徳富蘇峰の描いた未来像;“三酔人の経綸問答”—中江兆民の模索;明治二十年代の思想・文化—西欧派と国粋派の構想;明治三十年代の思想・文化—明治精神史の断層;天皇制イデオローグとの対決—内村鑑三の日本批判;明治人の可能性を示すもの—一民権家のその後の思想)
- 第3部 方法論的序説(歴史家の宿命について—歴史叙述と文学;明治文化史の構想について—“書評”の形をかりて;思想史と精神史について—“あとがき”にかえて)
- 第4部 問題の所在(明治精神史の方法と課題—初版への批判にこたえて;天皇制イデオロギーと民衆意識(序説);蘇峰思想体系の三要素—資料「将来之日本」の分析;近代思想の矛盾構造—資料「分析=評価基軸」)
「BOOKデータベース」 より