源氏物語と美術の世界
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源氏物語と美術の世界
(講座源氏物語研究, 第10巻)
おうふう, 2008.10
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ ト ビジュツ ノ セカイ
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注記
監修: 伊井春樹
内容説明・目次
内容説明
『源氏物語』の成立と享受の歴史には、絵画をはじめとする美術が深く関わってきた。院政期から江戸時代に至るまで、本巻は、『源氏物語』解釈の軌跡が刻まれ、その裾野の広がりを伝える多彩な美術作品を取り上げる。性愛と信仰、そして権力が交差する物語世界を鮮やかに可視化する、造形の想像力に迫る。
目次
- 1 『源氏物語』の絵画化・視覚化(平安時代の物語と絵の交渉について—徳川・五島本『源氏物語絵巻』東屋(一)の図様と詞書をめぐって;「源氏物語絵巻」の解釈をめぐって—文学研究と美術史研究の共同に向けて;近世の源氏物語絵—文化的権威と浮世絵化;源氏絵としての神護寺「山水屏風」—宇治十帖物語の舞台となる住居のイメージをめぐって)
- 2 交渉するイメージ、交換されるビジョン(平家納経薬王品・厳王品見返絵の女性像を読み解く—物語・絵画のなかの女性像との比較から;藤原道長の仏教信仰・造像・唐物観;『源氏物語』をめぐる祈りのイメージ—物語における女人救済の方法;江戸前期における寝殿造りへの憧憬と理解—住吉派物語絵にみる住宅観)
「BOOKデータベース」 より