殿様の通信簿
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殿様の通信簿
(新潮文庫, 8538,
新潮社, 2008.10
- タイトル読み
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トノサマ ノ ツウシンボ
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内容説明・目次
内容説明
史料「土芥寇讎記」—それは、元禄時代に大名の行状を秘かに探索した報告書だったのか。名君の誉れ高い水戸の黄門様は、じつは悪所通いをしていたと記され、あの赤穂事件の浅野内匠頭は、女色に耽るひきこもりで、事件前から家を滅ぼすと予言されていた。各種の史料も併用しながら、従来の評価を一変させる大名たちの生々しすぎる姿を史学界の俊秀が活写する歴史エッセイの傑作。
目次
- 徳川光圀—ひそかに悪所に通い、酒宴遊興甚だし
- 浅野内匠頭と大石内蔵助—長矩、女色を好むこと切なり
- 池田綱政—曹源公の子、七十人おわせし
- 前田利家—信長、利家をお犬と申候
- 前田利常其之壱—家康曰く、其方、何としても殺さん
- 前田利常其之弐—百万石に毒を飼うべきや
- 前田/利常其之参—小便こらえ難く候
- 内藤家長—猛火のうちに飛入りて焚死す
- 本多作左衛門—作左衛門砕き候と申されよ
「BOOKデータベース」 より