未来と対話する歴史
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未来と対話する歴史
法政大学出版局, 2008.10
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未来と対話する歴史
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ミライ ト タイワ スル レキシ
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Note
本書は「歴史研究と地域研究のはざまで : フィリピン史で論文を書くとき」 (法政大学出版局, 2004年) の続編の一冊、「読書編」である。
Description and Table of Contents
Description
歴史学は、趣味や教養のためだけにあるのではない。いまの社会、これからの社会に必要な基礎知識として、過去と現在、そして未来をつなぐためにある。歴史事実はひとつであろうが、歴史的解釈は社会の変化に応じて、つねに変わっていく。近代に世界をリードした欧米を中心に歴史を語ることは、かつては有効だったが、グローバル化の現代にはそぐわない。また、人びとの生活が国民国家の枠内より出ることの少なかった近代においてナショナル・ヒストリーは有効だったが、いまは違う。では、現代にふさわしい歴史とはどういうものか。本書は、著者が、近代からの離脱を計ろうと模索している人たちから学び、対話するための書評集である。
Table of Contents
- 1 東南アジア史研究から問う歴史教育(近代の歴史観を超えるために;『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』(平成一一年一二月);高等学校世界史教科書にみる東南アジア史記述の問題点)
- 2 書評空間(歴史を考える;世界史を考える;東南アジア史を考える;戦争を考える;その他)
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