作者の図像学
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作者の図像学
(ちくま学芸文庫, [ナ-15-2])
筑摩書房, 2008.11
- タイトル別名
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Iconographie de l'auteur
- タイトル読み
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サクシャ ノ ズゾウガク
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内容説明・目次
内容説明
たしかに作者は昨日死んだのだ。しかしそれならば、肖像の向こう側からこちらを見つめているのは誰なのか。それは作品の特異な潜在力であり、作者ではなく作者のイメージなのである。作品にとりついた幽霊のような作者のイメージ、その眼差しは、作者の「死後の生」がその「生前の死」でもあること、「作者の死」が今なお進行中の、永遠に清算不可能な、つねに到来する出来事でありつづけていることを示している。現代思想の旗手が、ゲーテ、バルザック、フローベール、プルースト、ボルヘス、川端康成…など、十五枚の肖像をめぐって展開する作者のイコノグラフィー。
目次
- 作者自身の肖像
- 十四の肖像(作者の幽霊;写真、シャク蛾;幼年期;「“言葉”の深い統一」;いらだつエクリチュール;移行;書斎の中の仮面;不安定な均衡;銘=登録なきエクリチュール;ジャンルのパロディ ほか)
「BOOKデータベース」 より