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CIA秘録 : その誕生から今日まで

ティム・ワイナー著 ; 藤田博司, 山田侑平, 佐藤信行訳

文藝春秋, 2008.11

タイトル別名

Legacy of ashes : the history of the CIA

CIA秘録 : その誕生から今日まで

タイトル読み

CIA ヒロク : ソノ タンジョウ カラ コンニチ マデ

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注記

図版: 上: [10] p

主要文献: 上: p346-347

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784163708003

内容説明

諜報によって第二の真珠湾攻撃を防ぐ。そう意図してたちあがった超大国の諜報機関。だが、幹部たちは、情報の分析を軽視し、外国の元首暗殺、政権転覆などの秘密工作に狂奔する。嘘をつくことで成り立つ「大義」のもと壊れていく秘密工作本部長の心。麻薬のような秘密工作の興奮は、歴代大統領をもとりこにしていく。噂、伝聞一切なし。対日秘密工作2章分を書き下ろし。全米図書賞受賞。

目次

  • 第1部 トルーマン時代(「諜報はグローバルでなくては」誕生前;「力の論理」創設期;「火をもって火を制す」マーシャル・プラン ほか)
  • 第2部 アイゼンハワー時代(「わが方に計画なし」スターリン死す;「CIAの唯一、最大の勝利」イラン・モサデク政権転覆;「爆撃につぐ爆撃」グアテマラ・クーデター工作 ほか)
  • 第3部 ケネディ、ジョンソン時代(「どうしていいか、だれにも分からなかった」ピッグズ湾侵攻作戦;「われわれは自らも騙した」キューバ・ミサイル危機1;「喜んでミサイルを交換しよう」キューバ・ミサイル危機2 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784163708102

内容説明

ソ連内部に浸透していたスパイは、CIA内部のスパイによって全滅。CIAは冷戦の終結を予見できない。目的を見失った諜報組織は、経済を旗印に当選した新大統領のもと経済諜報にターゲットを移す。冷戦時代に自ら蒔いたその種が、毒をもったつたとなって帝国に巻きつこうとしていることも知らずに…。全米図書賞受賞。

目次

  • 第3部 承前 1961年〜1968年 ケネディ、ジョンソン時代(「知恵よりも勇気」マコーンの辞任;「長い下り坂の始まり」新長官、ラオス、タイ、インドネシア ほか)
  • 第4部 1968年〜1977年 ニクソン、フォード時代(「あの間抜けどもは何をしているのだ」ニクソンとキッシンジャー;「米政府は軍事的解決を望む」チリ、アジェンデ政権の転覆 ほか)
  • 第5部 1977年〜1993年 カーター、レーガン、ブッシュ・シニア時代(「カーターは体制の転覆を図っている」カーター人権外交;「ただぐっすり寝込んでいたのだ」イラン革命 ほか)
  • 第6部 1993年〜2007年 クリントン、ブッシュ時代(「われわれにはまったく事実がなかった」ソマリア暴動;「一体全体どうして分からなかったのか」エームズ事件 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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