北東アジアのなかのアイヌ世界
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書誌事項
北東アジアのなかのアイヌ世界
(アイヌ文化の成立と変容 : 交易と交流を中心として / 榎森進, 小口雅史, 澤登寛聡編, 下)
岩田書院, 2008.11
- タイトル読み
-
ホクトウ アジア ノ ナカ ノ アイヌ セカイ
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注記
内容: 刊行にあたって(澤登寛聡), 北東アジアのなかのアイヌ世界 --課題と梗概--, 第一部: 北東アジアのなかのアイヌ社会(「蝦夷錦と北のシルクロード」-「樺太アイヌの木製品における刻印・人面の信仰的意義」), 第二部: 北海道アイヌの文化と秩序(「考古学から見たチャシの年代観」-「松浦武四郎の地誌・地図作製とアイヌ民族」), 第三部: 本州アイヌと幕藩制(「本州アイヌの考古学的痕跡」-「青森県内所在の蝦夷錦について」), 第四部: 蝦夷地の和人と幕藩制(「『新羅之記録』の形成過程に関する一考察」-「蝦夷地・和人地・内地をめぐる流通システムとその再編」), むすびにかえて--本書刊行に至る経緯
引用・参考文献: 各章末
収録内容
- 北東アジアのなかのアイヌ世界 : 課題と梗概 / 榎森進 [執筆]
- 蝦夷錦と北のシルクロード / 中村和之, 小田寛貴 [執筆]
- 東アジアの歴史世界におけるアイヌの役割 / 佐々木史郎 [執筆]
- 樺太アイヌの木製品における刻印・人面の信仰的意義 : 事例と考察 / 北原次郎太 [執筆]
- 考古学から見たチャシの年代観 / 宇田川洋 [執筆]
- タマサイ・ガラス玉に関する型式学的検討 / 関根達人 [執筆]
- 「ツクナイ」と「起請文」 / 渡部賢 [執筆]
- 「ウイマㇺ」と「御目見」にみるふたつの認識論 / 坂田美奈子 [執筆]
- 場所請負制下のアイヌ社会 : 場所における生産と労働 / 長澤政之 [執筆]
- 日本近世の蝦夷地シコツ・イシカリ・サルの地域的特質 / 市毛幹幸 [執筆]
- 法政大学本『蝦夷島奇観』の一について / 佐々木利和 [執筆]
- 松浦武四郎の地誌・地図作製とアイヌ民族 : 『天塩日誌』を素材として / 山田志乃布 [執筆]
- 本州アイヌの考古学的痕跡 / 関根達人 [執筆]
- 近世前期における弘前藩のアイヌ支配と藩意識 : 「御目見」「差上」-「被下」事例の分析から / 高橋亜弓 [執筆]
- 幕府巡見使と本州アイヌ : 享保二年巡見使にみる「犾」の「差異」化と応接体制 / 浪川健治 [執筆]
- 青森県内所在の蝦夷錦について / 瀧本壽史 [執筆]
- 『新羅之記録』の形成過程に関する一考察 / 新藤透 [執筆]
- 松前藩主の象徴的基盤と神話・芸能 : 松前神楽の儀礼構造にみる / 川上真理 [執筆]
- 「蝦夷地之制札」設置方針に関する若干の考察 / 澤登寛聡 [執筆]
- 天保改革と松前における旅芝居興行 : 越後の「中村清治」一座を素材として / 木村涼 [執筆]
- 秋田土崎湊と松前蝦夷地との商品流通の実態 : 近世後期の事例を素材として / 塩屋朋子 [執筆]
- 蝦夷地・和人地・内地をめぐる流通システムとその再編 : 幕末期江差を中心として / 山田志乃布 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
法政大学プロジェクトの成果。上巻に続き、近世編として4部21編で構成。
目次
- 北東アジアのなかのアイヌ世界—課題と梗概
- 第1部 北東アジアのなかのアイヌ社会(蝦夷錦と北のシルクロード;東アジアの歴史世界におけるアイヌの役割;樺太アイヌの木製品における刻印・人面の信仰的意義—事例と考察)
- 第2部 北海道アイヌの文化と秩序(考古学から見たチャシの年代観;タマサイ・ガラス玉に関する型式学的検討;「ツクナイ」と「起請文」;「ウイマム」と「御目見」にみるふたつの認識論;場所請負制下のアイヌ社会—場所における生産と労働;日本近世の蝦夷地シコツ・イシカリ・サルの地域的特質;法政大学本『蝦夷島奇観』の一について;松浦武四郎の地誌・地図作製とアイヌ民族—『天塩日誌』を素材として)
- 第3部 本州アイヌと幕藩制(本州アイヌの考古学的痕跡;近世前期における弘前藩のアイヌ支配と藩意識—「御目見得」「差上」‐「被下」事例の分析から;幕府巡見使と本州アイヌ—享保二年巡見使にみる「〓(ぎん)」の「差異」化と応接体制;青森県内所在の蝦夷錦について)
- 第4俵董蝦夷地の和人と幕藩制(『新羅之記録』の形成過程に関する一考察;松前藩主の象徴的基盤と神話・芸能—松前神楽の儀礼構造にみる;「蝦夷地之制札」設置方針に関する若干の考察;天保改革と松前における旅芝居興行—越後の「中村清治」一座を素材として;秋田土崎湊と松前蝦夷地との商品流通の実態—近世後期の事例を素材として;蝦夷地・和人地・内地をめぐる流通システムとその再編—幕末期江差を中心として)
「BOOKデータベース」 より