Bibliographic Information

生キ残レ少年少女。

野坂昭如著

(岩波現代文庫, 文芸 ; 142)

岩波書店, 2008.12

Other Title

生キ残レ, 少年少女

Title Transcription

イキノコレ ショウネン ショウジョ

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Note

原本: 家の光協会より刊行(1989年6月)

原載: 『地上』(1987年3月号-88年12月号), 『家の光』(88年9月号)など

文庫化に際し、あらためて「生キ残レ少年少女。」(書き下ろし)を追補

Description and Table of Contents

Description

「生キ残レ少年少女。」はコメのテレビCM制作時のコピーである。「二度と飢えた子供の顔はみたくない」という著者の気持ちがこめられている。「農業は文化である。農業を棄てることは文化を棄てること。文化なき国が栄えたためしはない」。自給率低下、汚染米や毒入り野菜など日本の農と食のひずみを「焼跡・闇市派」の作家が撃つ。

Table of Contents

  • 生臭坊主 辻説法に手応えあり
  • やみつきになった担ぎ屋人生
  • 大日本棄農帝国に未来はない
  • 米主主義者が選挙をみれば
  • 米の輸入は国土を棄てることだ
  • 黄金の稲穂満つる国たることを忘れるな
  • 米を棄てては生きていけない
  • 瑞穂の国の人びとへメッセージを送ろう
  • 穂波ゆれる秋に農の想いを撮る
  • 宅地並み課税で騒ぐ一石二鳥の嘘を暴け
  • 「飢え」を伝えぬ棄農の果てに明日はない
  • 農を忘れた瑞穂の国は“愚者の楽園”
  • 食卓で顰蹙をかう日本人に未来はあるか
  • 真の国際化は美田を遺さない
  • 土に拠って生きる人の言葉を伝えたい
  • 先祖伝来の食が日本を救う
  • 天皇と昭和と米
  • ひどい世の中じゃこわい世の中じゃ
  • 生キ残レ少年少女。
  • 戦中戦後飢えの食物考
  • 親は食事の師匠である
  • ふたたび辻説法の旅へ
  • あらためて「生キ残レ少年少女。」

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Details

  • NCID
    BA88305946
  • ISBN
    • 9784006021429
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    ix, 238p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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