ホモ・アンブランスの誕生
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ホモ・アンブランスの誕生
(《思想*多島海》シリーズ, 12 . 散歩の文化学||サンポ ノ ブンカガク ; 1)
法政大学出版局, 2009.1
- タイトル別名
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ホモアンブランスの誕生
- タイトル読み
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ホモ アンブランス ノ タンジョウ
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注記
参考文献: p260-290
内容説明・目次
内容説明
ヒトは一体いつ頃から、散歩を始めたのか—ホモ・アンブランス(散歩人)は古代都市とともに誕生し、都市生活の倍音を伴ったひとつの原初的な定位行動として、散歩は“界隈”という“見えない都市”の隠れた系譜を脈々と紡いできた。バビロンの広場で“神義”を乞う人、アゴラを歩くソクラテス、パサージュの遊歩人ベンヤミン、戦後日本の焼跡・闇市の歩行者らに及ぶ、散歩という日常行動の古層と深層を照らし出す。うろつき、立ち止まり、曲がりくねる“ろば”=生活者の視点から捉えた都市の原像。
目次
- “散歩人”の誕生と輪廻転生
- 第1部 散歩人の発生学的根拠—界隈の系譜学(“人間の道/ろばの道”;文法的記憶喪失—ゲームの履歴;焼跡‐闇市‐商店街—“界隈”の散歩人;パチンコ屋‐パサージュ‐ブルヴァール—陶酔と覚醒;文体の履歴—定位シンタクスの浮遊)
- 第2部 古代的界隈を歩いた人々(予備的考察 都市から領邦へ—古代的制度圧の型;古代バビロニアの散歩人—“神義論”の発生;ソクラテス—アゴラの散歩人)
- 結び 界隈の系譜とその情念型
「BOOKデータベース」 より