漱石の漢詩を読む
著者
書誌事項
漱石の漢詩を読む
岩波書店, 2008.12
- タイトル読み
-
ソウセキ ノ カンシ オ ヨム
大学図書館所蔵 件 / 全158件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
漱石の漢詩は、日本近代文学の比類ない独立峰。作家古井由吉が、漱石文学の精髄を、漢詩に突き止める。日本語の個性とその衰弱は、何に由来するのか。失われた日本語の可能性を照らし出す、漢詩のポエジーと象徴。死を前にして、解き放たれた漱石の想像力が、見えない世界の調べと映像を結晶させる。
目次
- 前口上 漱石の独立峰(漢詩・漢文と私;日本語の精妙さ)
- 1 修善寺の大患(漢詩と修善寺の大患;病中の吟;青い灯;寒々とした安静 ほか)
- 2 『明暗』の頃(漢詩と小説の落差;静寂の境地;気迫と諧謔の詩;漢詩の「私」と近代の「私」 ほか)
- むすび 日本語の再生のために
「BOOKデータベース」 より