Bibliographic Information

数の現象学

森毅著

(ちくま学芸文庫, [モ-6-4])

筑摩書房, 2009.1

Other Title

数の現象学

Title Transcription

カズ ノ ゲンショウガク

Note

底本: 「数の現象学」(朝日選書, 1998年10月刊)

巻号はカバージャケットによる

Description and Table of Contents

Description

いかめしい漢字がならぶ哲学用語も、もとをたどれば日常語に源を発し、西欧の人々にはわかりにくくはないという。自然数・加法減法・分数・倍・積・比率なども、そっ気なく抽象的すぎて見えるかもしれないが、じつは文化の色合いをそこここに残している。現代数学さえも日常の深みに浮いている。その深みを覗き見ると何が見えてくるのか?歴史・文化から教育にも幅広く関心のある数学者ならではの、思いがけない兎穴から入り込んだ興味つきない数の迷宮!タテ×ヨコはなぜ面積?など、子どもに問いつめられる親たちへのヒントも満載。高次の数学の読み解きのヒントにも。

Table of Contents

  • 影を背負ってゆらぐ自然数
  • 足し算・引き算に潜む情念
  • 幻想の小数で世界を作る
  • 直線上に変化を刻み込む
  • 次元を異にする3種の乗法
  • 分数は古代文化の集大成
  • 数量化の道を追体験しよう
  • 正比例は自然法則のかなめ
  • 「倍」に見る自然と人間の不和
  • 不安定にゆれる“積”の概念
  • 深層の3角形に根ざす比率
  • 日常の深みに浮く現代数学
  • 数学史コマンテール
  • 数学教育コマンテール

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1
Details
  • NCID
    BA88629959
  • ISBN
    • 9784480091963
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    254p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top