もうひとつの日露戦争 : 新発見・バルチック艦隊提督の手紙から

書誌事項

もうひとつの日露戦争 : 新発見・バルチック艦隊提督の手紙から

コンスタンチン・サルキソフ著 ; 鈴木康雄訳

(朝日選書, 851)

朝日新聞出版, 2009.2

タイトル別名

Еще одна русско-японская война : новые находки-письма адмирала Рожественского

もうひとつの日露戦争 : 新発見バルチック艦隊提督の手紙から

タイトル読み

モウヒトツ ノ ニチロ センソウ : シンハッケン バルチック カンタイ テイトク ノ テガミ カラ

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注記

日露戦争関連年表: p296-297

参照文献: p316-317

内容説明・目次

内容説明

1904年に火ぶたを切った日露戦争。日本海海戦、ロシアでは「ツシマ海戦」と呼ばれる戦いで、通称「バルチック艦隊」は撃沈した。開戦から100年後、艦隊を率いた司令長官ロジェストヴェンスキーが、妻と娘に宛てたプライベートな手紙が発見された。200日を超える大艦隊の航海中、故障や熱帯の地での長期足止め、燃料補給の困難など様々なトラブルに見舞われ、乗組員たちの士気が著しく低下。革命迫る本国との通信が途絶える中、辛抱強く艦隊を支え続けた姿からは、これまで必ずしも芳しい評価をされてこなかったロジェストヴェンスキーの苦悩や諦め、責任あるリーダーとしての一面も見えてくる。そのほか、情報将校の秘密文書など、ロシア側の新史料を豊富に用いて描き出す、新たな日露戦争像。

目次

  • 1 日露戦争への道(大津事件の影響;列強進出の中での日ロ外交;ロシア極東政策の誤り)
  • 2 バルチック艦隊の悲劇(「アジア制覇」という野心;ロジェストヴェンスキー提督の私信;講和への道のり)
  • 3 日露戦争後からロシア革命まで(新たな地政学的領域)

「BOOKデータベース」 より

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