汚穢と禁忌
著者
書誌事項
汚穢と禁忌
(ちくま学芸文庫, [タ28-1])
筑摩書房, 2009.3
- タイトル別名
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Purity and danger : an analysis of concepts of pollution and taboo
汚穢と禁忌
- タイトル読み
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ケガレ ト キンキ
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注記
1995年2月刊行の思潮社版を底本に「ラウトリッジ・クラシックス版への序」を加えたもの
文献: p412-423
索引あり
内容説明・目次
内容説明
多くの文化の祭式において、本来拒否されるべき不浄なるものが聖なる目的のために使われるのはなぜだろうか。フレーザーからサルトル、エリアーデにいたるまで多くの人類学的成果を吟味しながら、穢れを通して浮かび上がる、秩序と無秩序、生と死、形式と混沌の関係に鋭く迫る。穢れとは、秩序創出の副産物であると同時に、既存の秩序を脅かす崩壊の象徴、そして始まりと成長の象徴であり、さらに穢れと水はその再生作用において同一をなすものであると位置づける。1966年の刊行以来、世界中に大きな衝撃を与えた名著。
目次
- 第1章 祭祀における不浄
- 第2章 世俗における汚穢
- 第3章 レビ記における「汚らわしいもの」
- 第4章 呪術と奇蹟
- 第5章 未開人の世界
- 第6章 能力と危険
- 第7章 体系の外縁における境界
- 第8章 体系の内部における境界
- 第9章 体系内における矛盾
- 第10章 体系の崩壊と再生
「BOOKデータベース」 より