中東欧音楽の回路 : ロマ・クレズマー・20世紀の前衛

書誌事項

中東欧音楽の回路 : ロマ・クレズマー・20世紀の前衛

伊東信宏著

岩波書店, 2009.3

タイトル別名

中東欧音楽の回路 : ロマクレズマー20世紀の前衛

タイトル読み

チュウトウオウ オンガク ノ カイロ : ロマ クレズマー 20セイキ ノ ゼンエイ

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注記

付属資料: 録音ディスク(1枚 ; 12cm)

内容説明・目次

内容説明

ユダヤ人たちのクレズマー音楽、ロマのブラス・バンド、ルーマニアのラウタール(楽師)のヴァイオリン、ブルガリアのポピュラー音楽—民族混住の地の、エキゾティックだが懐かしい響き。その旋律は、民族や言語、国境を越え、20世紀の前衛芸術家たちを刺激し、新大陸の大衆音楽市場にも伝播した。この世界音楽史の様々な断片に目を凝らし、ヨーロッパ音楽の地下水脈の背景を、大きな地図のなかに読み拓く。

目次

  • 第1章 ニシンとヴァイオリンと緑のユダヤ人—シャガールのヴァイオリン
  • 第2章 異教的習俗のモンタージュ—ストラヴィンスキーとスコモローヒ
  • 第3章 民俗音楽の喜劇的浄化—コダーイとクンデラ
  • 第4章 民族間の「通貨」としての音楽—モルドヴァのブラス・バンド
  • 第5章 「チャルガ」に夢中—ブルガリアン・ポップ・フォークの地政学
  • 第6章 『ジプシーの恋』の夢と諦め—レハールのオペレッタ
  • 第7章 妖しく高貴なヴァイオリン—エネスクとラウタール
  • 第8章 リゲティが見入る地図—長いイントロダクションとインタビュー
  • 終章 豚飼いの角笛の残響—バルトークの旅を辿る

「BOOKデータベース」 より

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