谷崎潤一郎 : 境界を超えて
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谷崎潤一郎 : 境界を超えて
笠間書院, 2009.2
- タイトル読み
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タニザキ ジュンイチロウ : キョウカイ オ コエテ
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注記
2007年3月22日から24日まで3日間、パリのフランス国立東洋言語文化大学(INALCO)で開催された、谷崎潤一郎パリ国際シンポジウムでの成果をまとめた論文集
文献あり
内容説明・目次
内容説明
危険な作家がもつ毒性=谷崎文学の魔力にとりつかれた世界各国の19人による斬新な谷崎論。アカデミックな枠組みを脱し、従来の文学研究がとらわれていたカテゴリー・境界を超えた新たな谷崎像を提示。
目次
- 文化、メディアの境界(複製技術の時代における「陰翳礼讃」;ジェンダー越境の魅惑とマゾヒズム美学—谷崎初期作品における演劇的・映画的快楽;旧道徳を超えて—「鍵」の今日性;身体創造とユートピア;谷崎潤一郎と写真—抹消と侵犯の欲望の顕示 ほか)
- 言語、フィクションの境界(『痴人の愛』と外国語のレッスン;谷崎の言語観と『文章読本』における東洋認識;歴史叙述と小説—「盲目物語」をめぐって;作者、筆者、そして叙述行為としてのエクリチュール;谷崎文学におけるフィクションの超越—初期短編小説に関する一考察 ほか)
「BOOKデータベース」 より