剣の精神誌 : 無住心剣術の系譜と思想
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剣の精神誌 : 無住心剣術の系譜と思想
(ちくま学芸文庫, [コ-26-1])
筑摩書房, 2009.4
増補改訂
- タイトル別名
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増補改訂剣の精神誌
- タイトル読み
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ケン ノ セイシンシ : ムジュウシン ケンジュツ ノ ケイフ ト シソウ
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注記
参考文献: p431-444
内容説明・目次
内容説明
異端の天才剣客真里谷円四郎義旭。江戸時代中期、一千回を超える他流試合に一度も敗れなかったという桁外れの強さを発揮し、門弟は大名から平士まで一万人以上に及んだ。その剣の流儀は無住心剣術。日本剣術史の上で最高峰の流儀とも賞賛されるが、傑出したゆえの矛盾点も抱えてしまった。本書は、無住心剣術の成立と衰退の過程に焦点を当て、世界に類をみない、剣術を骨格として日本の精神身体文化の形成に深く関わった「武」の思想を解明しようとするものである。旧版に、今回新たに発見された資料を大幅に増補して改訂を施した決定版。多方面で活躍する著者の思想的原点となる主著。
目次
- 1 無住心剣術の幻影
- 2 無住心剣術の生い立ち
- 3 白井亨は無住心剣術を再興したか
- 4 江戸時代が育てた剣術の技と思想
- 5 日本の剣術思想にみられる「気」の概念
- 6 逆縁の出会い—武家思想に与えた禅の影響
- 7 相ヌケの思想—無住心剣術にみる人間としての武士の悲願
「BOOKデータベース」 より