恋する女 : 一葉・晶子・らいてうの時代と文学
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恋する女 : 一葉・晶子・らいてうの時代と文学
學藝書林, 2009.6
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恋する女 : 一葉晶子らいてうの時代と文学
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コイスル オンナ : イチヨウ アキコ ライチョウ ノ ジダイ ト ブンガク
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参考文献: 章末
Description and Table of Contents
Description
女性作家にとって「恋すること」は、仕事すること、生きることそのものだった。一葉・らいてう・晶子をはじめ、野上弥生子、長沼智惠子、田村俊子、宮本百合子らの詩歌、小説、日記を通して、片想いから三角関係、同性の恋まで、百花繚乱の恋を論ずる。
Table of Contents
- 1 一葉の恋(告白小説「雪の日」と一葉の恋;龍泉寺町時代、一葉の深化—分身・天皇観・死;「たけくらべ」—両極存在に引き裂かれた少年と少女;「にごりえ」—井戸の底で生きる女の恋;「十三夜」と月の暗示—父の沈黙、娘の沈黙;花川戸をめぐる樋口一葉と佐多稲子)
- 2 晶子の挑発(『みだれ髪』—女の乱世へ;晶子の「月」・らいてうの「太陽」;山姥たちの歌—小説「故郷の夏」を読む)
- 3 らいてうの飛翔(平塚らいてうと成瀬仁蔵の思想的ドラマ;『青鞜』の女性詩人たち—ジェンダーの惑乱)
- 4 ロマンティック・ラブの時代へ(悲恋のかくし味—野上弥生子「七夕さま」をめぐって;野上弥生子の結婚と自己実現—幻の「処女作」「明暗」;三角形の恋 光太郎・智惠子・俊子—女性へのサディズムと火あぶり幻想;物語として読む『伸子』—身分ちがいの恋と結婚;近代の恋の神話—「トリスタンとイズー」を中心に)
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