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官能の哲学

松浦寿輝著

(ちくま学芸文庫, [マ-15-3])

筑摩書房, 2009.6

Title Transcription

カンノウ ノ テツガク

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Note

巻号はブックジャケットによる

Description and Table of Contents

Description

ゴダールと谷崎が描いた乳房の違い。バルテュスの画に見る緊張感漂う欲望。「欲望とは脱我ではなく、「わたし」が欲望し、かつ欲望する「わたし」自身を同時に意識している」—著者は、性は修辞的にしか語りえず修辞は性的にしか実践しえないという空転する命題を提示して、現代のメディァ空間に棲息し、あらゆる葛藤や屈折の表象として立ち上がるエロティックな記号を炙り出す。さまざまな作品を引用し横断しつつ、映画、絵画、小説等から「表象のエロス」を掬い取り描き出す、意欲的論考。

Table of Contents

  • 乳房が眼を閉じる—序にかえて
  • 1 修辞的身体(´erotiques/rh´etoriques;インテルメッツォ—バルテュスの絵をめぐる ほか)
  • 2 歴史の地平(電子的レアリスム;スクリーン—遮蔽と露出 ほか)
  • 3 確率/イメージ/メディア(表象と確率;見えるものと見えないもの ほか)

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Details

  • NCID
    BA90399046
  • ISBN
    • 9784480092182
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    251p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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