日本文学からの批評理論 : アンチエディプス・物語社会・ジャンル横断
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書誌事項
日本文学からの批評理論 : アンチエディプス・物語社会・ジャンル横断
笠間書院, 2009.8
- タイトル別名
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Theorizing Japanese literature : anti-Oedipus, social constructions of narrative, genre crossings
日本文学からの批評理論 : アンチエディプス物語社会ジャンル横断
- タイトル読み
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ニホン ブンガク カラ ノ ヒヒョウ リロン : アンチエディプス・モノガタリ シャカイ・ジャンル オウダン
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注記
英文タイトルは英文目次による
参考文献: 巻末p15-21
内容説明・目次
内容説明
「批評理論」とは、異なる分野や学問領域の研究者が、互いに意思を伝え合うことができる共通の“言語”である。国内外の論客が、ハーバード・イェンチン研究所で開催された、日本文学国際シンポジウムでの成果から、日本文学研究の現在を見据え、新たなる方法を提唱する野心的な試み。
目次
- イントロダクション(日本文学、文化の記憶、権力)
- アンチエディプス—精神分析の変容(物語のアンチエディプス—寺山修司・谷崎潤一郎・『源氏物語』;夏目漱石『こゝろ』におけるセクシュアリティと語り;薫型コンプレックス—『源氏物語』の思想;兄弟愛とインセスト—中上健次「秋幸三部作」をめぐって)
- 物語社会—歴史をどう語るか(換喩から提喩へ—『剣巻』における歴史の形象;歴史の外典か戦争機械か?—清盛のカブロと空間、噂、放浪の問題;「顔」が生成する真名本『曾我物語』—“曾我”「兄/弟」の非対称的物語;振動する非自己—村上春樹の「コミットメント」とトラウマ)
- ジャンル横断—異なるものたちとの出会い(受動化する身体、見出される風景—漱石、谷崎、乱歩における「遊民」たち;“紫のゆかり”と物語社会の臨界—『源氏物語』を世俗化/マイナー化するために;歌づくりの方法論;風景和文の形成—『源氏物語』の空間の成立)
- 解説(日本文学からの批評理論—アンチエディプス・物語社会・ジャンル横断)あとがき(発見すること、発信すること)
「BOOKデータベース」 より