跳んだ『源氏物語』 : 死と哀悼の表現
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書誌事項
跳んだ『源氏物語』 : 死と哀悼の表現
(新典社新書, 40)
新典社, 2009.9
- タイトル別名
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跳んだ源氏物語 : 死と哀悼の表現
- タイトル読み
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トンダ ゲンジ モノガタリ : シ ト アイトウ ノ ヒョウゲン
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内容説明・目次
内容説明
仮名で物語をつづることがはじめられて間もないころ、空前絶後の傑作『源氏物語』は誕生した。これほど壮大にして精妙なフィクションが、なぜ創出されえたのか。光源氏の母の死に始まり、物語を通底する死と哀悼を縦軸に、筆者紫式部が目にしていた「絵」に焦点をあて、源氏物語が跳んだ軌跡を辿る。
目次
- 1 桐壺更衣哀悼—長恨歌図屏風から(主人公の母の設定;桐壺更衣と「楊貴妃の例」 ほか)
- 2 夕顔・葵—物の怪による死と哀悼(光源氏、廃院で死に立ち会う;夕顔を弔い、ひと月の病臥 ほか)
- 3 密かな哀悼、悼まれない死(藤壺入滅—今年ばかりは墨染に咲け;「若菜」以降、敗者復活の物語 ほか)
- 4 紫上哀悼、幻の世界へ(露のように消え、煙となった紫上;新年から一年、月次屏風の展開で ほか)
「BOOKデータベース」 より