「声」の国民国家 : 浪花節が創る日本近代
著者
書誌事項
「声」の国民国家 : 浪花節が創る日本近代
(講談社学術文庫, [1966])
講談社, 2009.10
- タイトル別名
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声の国民国家
- タイトル読み
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コエ ノ コクミン コッカ : ナニワブシ ガ ツクル ニホン キンダイ
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注記
「〈声〉の国民国家・日本」(日本放送出版協会 2000年刊) の改題
参考文献: p260-268
内容説明・目次
内容説明
近代国家への歩みを始めた日本に国民国家の理念をもたらしたものは、上からの法制度や統治機構ではなく、大衆の側の浪花節芸人が語る物語と、彼らのメロディアスな“声”だった。前時代の封建的秩序を破壊し、天皇制の精神的支柱となった義理人情のモラルをつまびらかに分析、声を媒介に政治と芸能とを架橋して日本近代の成立を探る、斬新な試み。
目次
- 序章 声と日本近代
- 第1章 貧民街の芸人
- 第2章 演説・大道芸・浪花節
- 第3章 声の伝播、物語の流通
- 第4章 講談速記本から浪花節へ
- 第5章 「家族」のモラルと法制度
- 第6章 物語としての国民
- 第7章 桃中軒雲右衛門の声
- 第8章 日本近代の解体
「BOOKデータベース」 より