純然たる幸福
著者
書誌事項
純然たる幸福
(ちくま学芸文庫, [ハ-12-8])
筑摩書房, 2009.10
- タイトル別名
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Le pur bonheur
純然たる幸福
- タイトル読み
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ジュンゼン タル コウフク
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内容説明・目次
内容説明
純然たる幸福は、苦痛への否定である。どんな苦痛をも、苦痛への危惧でさえをも、否定するのだ。純然たる幸福は言語への否定なのである。—『無神学大全』第4巻として構想された『純然たる幸福』の関連論文、「非‐知」「真面目さの彼方」「ヘーゲル、死と供犠」「ヘーゲル、人間と歴史」などを中心に、バタイユの最重要テクストを精選編集。「レオナルド・ダ・ヴィンチ」などの文化・芸術論、「エロティシズムの逆説」などのエロティシズム論、デュラスとの対話ほか全20編を収録する。文庫化に際し「クレー」「ヘーゲル弁証法の基底への批判」「シャプサルによるインタビュー」の3編を増補。
目次
- 1 文化・芸術論(アーネスト・ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』について;ピカソの政治的絵画;クレー;文化の曖昧さ;人間と動物の友愛;芸術、残虐の実践としての;作家の二律背反について—ルネ・シャールへの手紙;レオナルド・ダ・ヴィンチ(一四五二−一五一九);人の住みえぬ地球に?)
- 2 エロティシズム論(エロティシズムの逆説;エロティシズム、道徳の支え;エロティシズムあるいは存在を疑うこと)
- 3 ヘーゲル論(ヘーゲル、死と供犠;ヘーゲル、人間と歴史;ヘーゲル弁証法の基底への批判)
- 4 思想論(第一の要請;非‐知;真面目さの彼方;飽和状態の惑星;純然たる幸福)
- 補遺(デュラスとの対話;シャプサルによるインタビュー)
「BOOKデータベース」 より