和歌を力に生きる : 道綱母と蜻蛉日記
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和歌を力に生きる : 道綱母と蜻蛉日記
(新典社新書, 41)
新典社, 2009.10
- タイトル読み
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ワカ オ チカラ ニ イキル : ミチツナ ノ ハハ ト カゲロウ ニッキ
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内容説明・目次
内容説明
平安王朝の人々は現代人には想像も及ばないほど、和歌を重要視していた。そのなかでも、ことに和歌の才能に恵まれ、和歌に強いこだわりをもって生きていた、藤原道綱母。散文で書かれた表面だけでは蜻蛉日記の真相は分からない。とくに上巻前半部、和歌の重要性に目を向けると、あえて書かれなかった真実や道綱母の意図が明らかになる。
目次
- 上巻前半の紹介—蜻蛉日記の構成と上巻の内容紹介を兼ねて
- 兼家の求婚—求婚歌と返歌
- 引き続く四首の求婚歌—侍女の代作・代筆
- さらに引き続く求婚歌と返歌1—鹿の贈答歌
- さらに引き続く求婚歌と返歌2—関の贈答歌
- 新枕から結婚成立—後朝の贈答歌二組
- 外泊先から自ら贈歌—撫子の歌
- 連夜来ない兼家に自ら贈歌—時雨の贈答歌
- しばらく来ない兼家に自ら贈歌—下草の歌
- 物忌に兼家からの久々の贈歌—自らの返歌に不満足〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より