漱石文学が物語るもの : 神経衰弱者への畏敬と癒し

書誌事項

漱石文学が物語るもの : 神経衰弱者への畏敬と癒し

高橋正雄 [著]

みすず書房, 2009.10

タイトル読み

ソウセキ ブンガク ガ モノガタル モノ : シンケイ スイジャクシャ エノ イケイ ト イヤシ

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注記

文献: 各章末

夏目漱石略年譜: 巻末

内容説明・目次

内容説明

漱石はなぜ「神経衰弱者」を描いたのか。作品・書簡他、関連資料を渉猟し、作中に込められた真意を読む。精神医学的考察から浮かび上がる、漱石のもうひとつの姿。

目次

  • 高等師範学校—松山行きの謎
  • 熊本時代—介護者としての漱石
  • 英国留学—自己本位の確立
  • 千駄木時代—神経衰弱文学の誕生
  • 『坊っちゃん』の成立—神経衰弱者の世界
  • 体格と性格の法則性
  • 人間関係の反復性
  • 自己相対化の過程
  • 文明批評から心理分析へ
  • 漱石の天才論
  • 漱石文学における癒し
  • 精神療法家としての漱石
  • 漱石文学にみる精神療法
  • 鈴木三重吉と森田草平への手紙
  • 武者小路実篤への手紙

「BOOKデータベース」 より

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