16歳からの「こころ」学 : 「あなた」と「わたし」と「世界」をめぐって
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書誌事項
16歳からの「こころ」学 : 「あなた」と「わたし」と「世界」をめぐって
(特別講義, 2)
青灯社, 2009.10
- タイトル別名
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16歳からのこころ学 : あなたとわたしと世界をめぐって
- タイトル読み
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16サイ カラ ノ ココロガク : アナタ ト ワタシ ト セカイ オ メグッテ
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注記
引用文献: p195-196
内容説明・目次
内容説明
ひとはどのようにして“わたし”を誕生させるのか。母親や愛するひとなど“あなた”との別れが、“わたし”と“世界”の成立を可能にする。“あなた”との出会いや別れの失敗は、“わたし”にどのようなコミュニケーションのゆがみをもたらすのか。“あなた”の周辺をさまよう解離型、“世界”に“わたし”一人しか存在しない抑うつ型、情報が“わたし”にではなく、すべて他者に関係づけられる統合失調型。気鋭の精神科医が、文学作品を素材に豊富な臨床体験にもとづいて、新たに“こころ”学を切り拓く。
目次
- 第1章 “こころ”の成立—『春と修羅』と『よだかの星』
- 第2章 “こころ”の消滅—『蠅の王』と『リンゴの木』
- 第3章 幼年期・少年期・青年期の“こころ”—『思い出』と『人間失格』
- 第4章 結婚期・育児期・中年期の“こころ”—『卒業Part2』
- 第5章 老年期の“こころ”—『ワイマルのロッテ』
- 第6章 “あなた”のゆらぎ—『賭博者』と『カラマーゾフの兄弟』
- 第7章 “わたし”のゆらぎ—『田園の憂鬱』と『都会の憂鬱』
- 第8章 “世界”のゆらぎ—『三四郎』と『行人』
「BOOKデータベース」 より