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成熟する江戸

吉田伸之 [著]

(講談社学術文庫, [1917] . 日本の歴史||ニホン ノ レキシ ; 17)

講談社, 2009.11

タイトル読み

セイジュク スル エド

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注記

原本は2002年講談社より刊行

年表: p374-387

参考文献: p388-393

索引: p394-399

内容説明・目次

内容説明

十八世紀、社会的成熟をとげた「江戸」。それは豪商などが君臨する上層から貧しい乞食=勧進層や芸能者が身分的周縁を形作った最下層まで、様々な階層が溶け合う小宇宙たる大都市だった。そのさまを現代に伝える絢爛絵巻の内実とは何か。また、人々の営みやネットワークとはどのようなものか。前近代の達成である成熟の諸相をミクロの視点から描き出す。

目次

  • 第1章 十八世紀、通史から全体史へ(通史と全体史;十八世紀の政治過程;秩序構造—支配身分;秩序構造—民間社会;『熙代勝覧』の世界)
  • 第2章 社会的権力—豪商と町(「社会的権力」とは何か;超大店・三井越後屋;町と大店—京都冷泉町)
  • 第3章 身分的周縁—勧進と芸能(近世社会を構成する「身分的周縁」;願人坊主—僧侶か乞食か;乞胸—特異な芸能者集団)
  • 第4章 市場に集う人々(商人と市場社会;青物市場と薩摩芋;魚市場内部を探る)
  • 第5章 江戸の小宇宙(広場と境内;八世紀社会の達成と歴史の「最深宇宙像」)

「BOOKデータベース」 より

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