憲法という作為 : 「人」と「市民」の連関と緊張
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憲法という作為 : 「人」と「市民」の連関と緊張
岩波書店, 2009.11
- タイトル別名
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憲法という作為 : 人と市民の連関と緊張
- タイトル読み
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ケンポウ トイウ サクイ : ヒト ト シミン ノ レンカン ト キンチョウ
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内容説明・目次
内容説明
グローバリズム・新自由主義・ポストモダン思潮の波が、フランス憲法の基本概念である人(homme)、市民(citoyen)、共和国(R´epublic)にも見直しを迫るなか、日本、フランスをはじめとする各国の憲法状況や戦後知識人の言説などを取り上げながら思索を重ね、近代国家とは、近代立憲主義とは何かを改めて問う。21世紀に入ってからの著者の問題関心と研究の到達点を示す、待望の最新論集。
目次
- 第1章 「個人」と「共和国」思考(ルネ・カピタン再読;「国家からの自由」と「公共としての国家」の間;あらためて西欧近代の「普遍性」を考える)
- 第2章 個人=「市民」と公共(ルソーとトクヴィル—対照と補完;「たたかう民主制」と「脱道徳論的」自由観のはざま;憲法論にとっての「競争」とその規制)
- 第3章 個人=「人」の権利(Human Rightsとdroits de l’hommeの含意—広義の人権と狭義の「人」権;人間の尊厳VS人権?—ペリュシュ判決を素材として;基本権保障にとっての憲法と民法)
- 第4章 法および法学と歴史(法が歴史を書く?—「記憶の法律」をめぐって;法学における歴史的思考の意味—憲法学の場合)
- 第5章 読書ノート(『二つの戦後・ドイツと日本』を考える—大嶽秀夫氏の近作を読んで;辻村みよ子著『人権の普遍性と歴史性—フランス人権宣言と現代憲法』(創文社、一九九二年);清宮四郎著『国家作用の理論』(有斐閣、一九六八年) ほか)
「BOOKデータベース」 より