人間の器量
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人間の器量
(新潮新書, 340)
新潮社, 2009.12
- タイトル読み
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ニンゲン ノ キリョウ
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内容説明・目次
内容説明
優れた人はいる。感じのいい人もいる。しかし、善悪、良否の敷居を超える、全人的な魅力、迫力、実力を備えた人がいない。戦後、日本人は勉強のできる人、平和を愛する人は育てようとしてきたが、人格を陶冶し、心魂を鍛える事を怠ってきた。なぜ日本人はかくも小粒になったのか—。その理由と本質に迫ることこそが、日本人が忘れたものを再認識させ、人生を豊かにしてくれるのである。
目次
- 序章 器量を問う事(人物観の平板さは、自らを縛りかねない;人を見る事は、自分の器を測る事;器は何歳になっても大きくできる)
- 第1章 なぜ日本人はかくも小粒になったのか(戦後、わが国は人物を育てようとしてきたか;戦死にたいする覚悟がいらなくなった;貧困と病苦にたいする怯えがなくなった)
- 第2章 先達の器量に学ぶ(西郷隆盛の無私;横井小楠の豹変;伊藤博文の周到;原敬の反骨;松永安左衛門の強欲;山本周五郎の背水;田中角栄の人知)
- 第3章 器量を大きくする五つの道(修行をする;山っ気をもつ;何ももたない;身を捧げる)
- 終章 今の時代、なぜ器量が必要なのか
- 器量人十傑(明治、大正・昭和戦前、戦後から今日まで)
「BOOKデータベース」 より