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非日常性の定位構造

前野佳彦著

(《思想*多島海》シリーズ, 16 . 事件の現象学||ジケン ノ ゲンショウガク ; 1)

法政大学出版局, 2009.11

タイトル読み

ヒニチジョウセイ ノ テイイ コウゾウ

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注記

参考文献: p286-292

内容説明・目次

内容説明

都市には、昼の顔と夜の顔がある。都市に生きる直立歩行人にも、昼の歩行と夜の歩行がある。昼の生活圏を歩いた散歩人は、宵闇にまぎれ、“流通”の豊饒なる夜と溶融するとき、事件蒐集家たる“遊歩者”へと変容する。夜の都市は事件‐空間として、その豊饒に陶酔し、「来て‐寄って‐去る」遊歩者の都市的実存の偶有性と共振する。彼が遭遇し判断する“事件”の現象学が、非日常性の歩行に内在する、都市住民の本源的自由を照らし出す。遠大なる記号論的都市文明論—『散歩の文化学』姉妹編。

目次

  • “事件”とは何か
  • 第1部 “事件”の儀礼的祖型(“事件”判断の類型学;“歳時記”システムによる都市的偶有性の規範時空化;“事件”と平安物語;“事件”主体としての物の怪)
  • 第2部 古代的定位類型への遡行(“事件”と運命;ポリス的実存の根源—“集住”によるタブラ・ラサ化;“集住”と“遺棄”—悲劇の原風景;“運命”的主体の系譜)
  • 都市的定位の原風景としての“遊歩的覚醒”

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB00259830
  • ISBN
    • 9784588100161
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vii, 304, 8p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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